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あいちゃんはキャッテリーでお留守番

なんという罪悪感。

あいちゃんは、今晩からキャッテリーでお留守番だ。わたしは明日バンコクに向けて出発。
ずいぶん前からきちんと計画を立ててキャッテリーを探しまわり、シツコイくらい質問をし、あいちゃんが来る前から予約しておいたところだ。ああ、それなのにこの罪悪感。なんてひどいことを、と自分でぽかぽかとアタマをたたきたいくらいだ。
まだ5ヶ月半なのに。

車で30分ぐらいの距離のキャッテリーは、以前先代猫をあずけていたシェルターとは違う。
元々ラグドールのブリーダーをしていた老夫婦は、年とってきたこともあり、ブリーダーをやめてキャッテリーだけのビジネスに絞ったという。どちらかというと「ビジネス」というより「趣味」といった感じ。

キャッテリー1

キャッテリーとなる小屋は清潔で明るい。わたしがあいちゃんを連れていったときには、ほとんどのケージにはすでに猫たちがいた。来週末のイースターには「満室」になるらしい。

キャッテリー2

あいちゃんがはいったのはこのケージの半分ぐらいの大きさの「お独りサマ用の部屋」だ。それでもかなり大きい。キャットタワーもついているし、第1日目の緊張をときほぐせるように、2階には大きく窓のないケージが取り付けてある。ここに入って、外の様子をうかがうってわけだ。

オーナーは老オーストラリア人男性。見上げるほど大きくて、気さくなひとだ。奥さんは「今晩ゴハン作っているから」とのことで、今回は顔を見せなかった。

「おお、ラグドールだね」と顔がほころぶ。「どこからもらったの?」と聞いてわたしが例のブリーダーの名前をあげると、「うわ。あの魔女かい」と両手でアタマをかかえた。

「彼女はね。ギョーカイじゃ知らないひとがいないほど悪名高いんだよ。20年、この商売をやっているからね。だから、どちらかというとシンガポールやマレーシアやインドネシアなどに何千と仔猫を送っているはずだよ。だから、アンタが両足骨折の仔猫をもらったと言ったって、ワシは驚かんね。だって、そういうことこれまでに何百回とやっているはずだから。海外じゃあ、クレーム出したって難しいし。」

げ。なんで、こんなところをよりによって選んでしまったんだろう、わたしは。

「彼女は口が上手いからね。その手でだまされて、病気の仔猫をつかまされたひとは多いんだよ。虫がわいていたという話もあったし、栄養不良というのはかなり聞いたよ。病気と骨折が発覚したとき、返してくれ、と言っただろう?それが、彼女の手なんだ。返したら返したで、また他のところに売る。売れなかったら医者で安楽死だ。」

でも、なんでそういう話が表沙汰にならないんですか?

「上手いからだよ。だから、西オーストラリアのブリーダー協会や、西オーストラリアのブリーダーたちがいるところには彼女のいる場所はないんだ。もっぱら東海岸で活躍しているのはそのせいだよ。血統書だってxxxxだろう?それは、ほとんど東海岸のブリーダーが会員だからね。みな、知らないんだ。そして、悪口を言うだけだと、名声に傷をつけようとする悪意の手段だとかなんとか、東海岸に泣きつくんだよ。ひどいもんだ。署名でも集めて糾弾するだけのこともないから、ここでは完全に無視されているブリーダーだよ」

いや、糾弾してほしいなあ。ほんと。

そんなわけで、あいちゃんはかなり憐れみの目で見られてしまった。「この子は何キロ?ああ、3.5キロくらいか。男の子は普通もっと大きくなってもいいけれど、アンジェラんとこの子じゃあ、どうかなあ。」

独りでいることが多いんだったら、もう1匹いるといいね、とやはり言われてしまった。
「そうしたら、昼間は淋しくないから。あずけるときだって2匹あずければ、ストレスも少ない」

あいちゃんには、そのほうが幸せなのかなあ。独りじゃ、やっぱり淋しいかなあ。

他のケージには、大きなラグドール、バーマン、そしてバーミラというわたしの見たこともない美しい猫がいた。「バーミラは、素晴らしく美しいけれど性格の悪いチンチラ(笑)とおだやかな性格であまり毛が抜けないバーマンを交配させたらできた、もう完璧な猫だよっ」と、まるで自分が作ったようにオーナーは胸をはった。
好きだなあ、猫のことになるともう話が止まらないひとって。

最後に「あいちゃん、いい子でいてね。すぐ迎えに来るからね」と言って涙ぐんでしまったわたしに、「大丈夫だよ、毎日抱っこして話しかけて、外で遊んであげるから。1年のうちで数回しか来ないのに、ワシのこと覚えてくれている子って多いんだよ。ちゃんとブラッシングもしてあげるからね。心配しない、しない」

でも、心配なんだよ。
バンコクからまた電話しようと思っているけれど、あの寂しがりのあいちゃんが今晩どうしているかと思うと…..ぐす。

あいちゃんキャッテリーへ

ちょっとまた涙が。情けない。

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10 COMMENTS

reecaty

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罪悪感はよくわかります  私は親戚に預けただけで心配だったもの
すっごく良さそうな所だし すっごく良さそうな人
私も預けなきゃいけないのなら そこがいいなあ~ 
日本はとても狭いんですよね
 
ブリーダー 魔女だったんですね
がびさんは あいちゃんの命の恩人だ   笑

かわいい かわいい あいちゃんだもの心配も涙も仕方ないですね~

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はなぴん

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はなぴんもそうです。
ちょっと離れるだけでも心配です。
お泊りで留守にするのも涙もんです。

安楽死・・・あいちゃん、かびさんに出会ってよかった。
色々聞いてみないとわからないことだらけだねぇ
読んで絶句します。
このオーナーさんのゲージは清潔ですね^^
あのブリーダーさんのゲージとは大違いです・・・。

そうですね。私も二匹を勧めますね・・。
うちは二匹目を決めた理由はお留守番の時の事を考えたからです。
今は増えちゃったけど・・^^;
二匹の時の絆ってすごいものがありました。。
でも一匹が居なくなった時・・見てて可哀想だったけど。。
今はあいちゃんの事でいっぱいだけど
落ち着いたら考えてみたらどうでしょうか^^

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がび

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★reecatyさん:

なんだか今日はわたしのほうが淋しくて(笑)。明日はバタバタと準備で忙しいと思うけれど。
ありがとうございます。もう罪悪感に押しつぶされていますが、あそこだったら大丈夫かな、と信じたい。明後日の月曜日あたりに電話してみます。

★はなぴんさん:

でしょー。やっぱり2匹いたほうが罪悪感も軽くなるかなー、などと不埒なことを考えています。そのキャッテリーのオーナーなんか、4匹彼自身のペット猫がベッドで彼にへばりついて寝ているそうです。す、すごい。
バンコクでちょっとつらつらと考えてみます。

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flanmama

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すてきなおじさまですね。
ホントに猫を愛しているって感じです。良いところが見つかってよかった。
離れて心配でも、きっとここならアイちゃんも大丈夫。
清潔そうで広くて明るい、何よりも親身になってお世話してくださる方がいると思うと心強いですね
寂しいいのはわかるけど、楽しんできてください。
そして猫禁断症状がひどくならないうちにお帰りを。

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がび

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★flanmamaさん:

気さくで、猫が大好きで、お泊まり猫ちゃんたちを全員紹介してくれました(笑)。てことは常連が多いってことですよね。
さきほどちょっと時間があったので、日本の猫ホテルってどんなものかなと思って検索したら、結構小さいのでビックリしました。あいちゃんの部屋と同じくらいの大きさは皆無でした。
ああ、もう猫禁断症状が出ているんだわ、こんなことしているんだから(笑)。

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まめ

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はじめまして、まめと申します。
そういう輩だったのですかあのブリーダーは・・・・許せないです。
あいちゃんはきっと運が強かったんですね、生まれる前からがびさん家の子で良かった。
きっとやんちゃしながら元気にがびさんのお帰り待ってると思います。
バンコクでの休暇(&お仕事もですよね(^_^;))楽しんできて下さい。

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alu

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我が家の近辺にもこう言うキャテリーさんがあれば有難いのにと羨ましく思いました。
それにこう言うおじさんも居て欲しい(^o^)

バーミラって初めて聞いた猫種です。 なんて、全然詳しくないのにこんな事言ったら笑われちゃいそうですが(*^_^*) ちょっと後で検索して姿を拝見しようなんて思いつつコメントしてます(^^ゞ

それにしても、アンジェラ怖い!(~o~)

がびさん、私もお帰りお待ちしております(^^)

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猫婆

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がびさん

気持ちとってもわかりますよ。私も前にキャトリーに預けた時泣いて帰ってきてそして猫のトイレを洗っている時にも又泣いてって。。。。でもそのキャトリーなら絶対大丈夫。おまけに広いし。イギリスで2軒良さそうな所に預けたけどそこ迄広くなかったですよ。それに預けられる数もそんなに多く無さそうだからご夫婦の目がちゃんと行き届いて毎日撫でてお話してもらえますものね。腹が立つブリーダーに当たっちゃったけどキャトリーは良い所に出会えて良かったですね。あいちゃんおじいちゃんの事好きになって又行きたいって言ってくれるといいけどな。

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ルツ

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あいちゃん、日本ではとても考えられないような良い環境で預かってもらえるのですね。
良かったですね。

この週末、レイちゃんにもお留守番をさせてしまいました。
おおきい余震があったようで、心配したのですが、
ごはんもちゃんと食べて、トイレもちゃんとして、良い子で待っていてくれました。
だたいまと帰ったら、もう脱力してなされるがまま。
心細かったんだろうなと、思いました。

イブちゃんはお留守番させると、しばらくは、すねてどこかに隠れてしまうことが多かったのですが、猫それぞれですね。

あいちゃんもちゃんとお留守番をしてくれて、元気にお迎えしてくれますよ。
さて、すねるタイプか、脱力タイプか?

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がび

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★まめさん:

はじめまして!お越しいただいてありがとうございます。
あのブリーダー、あいちゃんの骨折と猫ヘルペスが発覚してからも、口先だけでは心配している、医者にもついて行くと言いながら、ただの1度も顔を見せません。あいちゃんを返さないで、本当によかったと思います。だって、カルシウム不足だって絶対わからなかったはず。レントゲンした、などとウソまでついていますから。

ああ、でもどうしているかな。。。心配。

これからもどうぞよろしく!

★aluさん:

バーミラ、キレイですよー。日本語で検索してみましたが、資料はあるけれど手に入れるのは難しそうですね。

今度行ったら写真を撮ってこようかな。

★猫婆さん:

猫婆さんもそうでしたか!
わたしもおととい猫トイレを洗っていて涙が出ました。ウンチ、どこにしているんだろうと思って泣き笑い。トイレがまた違うし、そりゃわたしのウチより狭いから、どこでもできるって環境にはないので、さて。

もしよかったら、ここに定期的にあずけるつもりなので、慣れてほしいです。そのほうがストレスが少なく落ち着くだろうし。

★ルツさん:

日本の小さな猫ホテルよりはかなり広いです。だってわたしとオジさんは、あいちゃんの部屋の中に入って話をしていたんですから。でかいおじさんとわたしとですよー。

そうですか、レイちゃんもお留守番。
脱力って…かわいいなあ。レイちゃんはいつも良い子ですね!あいちゃん、当分はうちの中ではお留守番をさせられないだろうなあ。なんせ、ウンチ問題が引き続きありますから。

ホント、たぶん猫それぞれお留守番に対しては違う態度を見せてくれますよね。イブちゃん、すねていたんですか。。。笑
わたしの先代猫は、キャッタリーから引き出して自宅に戻ると、もう半日ほど「金魚のフン」でした。いつも50cmと離れていない場所にいるので、よくシッポをふんづけてしまったものです。

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