去年からずっと、半年に一度すーちゃんは血圧測定のためだけに獣医クリニック通いをしている。
心臓に雑音はあったが、「心配するほどではない」というのが診断結果だったからだ。そのことについてはずいぶん前に書いた記事に詳しい。
そして先日、「今回はレントゲンから血液検査、そして最初のときと同じようにECG検査もします」というメールをもらい、予約して出かけて行った。前の晩から絶食、そして朝連れて行き、引き取りと診断結果のために夕方またクリニックへ。
獣医の女性が「これから話すことはちょっとショックかもしれませんが…」と切り出した。
壁のホワイトボードに心臓の図を描いて説明してくれたが、要するにすーちゃんの心臓の雑音が今度は悪いほうにころんでしまったのだ。「たぶん、拘束型心筋症だと思いますが、心臓の専門獣医の診断ではっきりさせたほうがいいでしょう」と。
つまり、すーちゃんの左心臓の壁が厚くなり、その肥大が左室流出路に起きて、血液が流出する道が狭くなり循環に支障をきたしているというのだ。このまま病状が進むと肺に血液が逆流することになり、最悪の場合血液の悪循環のせいで後ろ足が動かなくなる場合もあるという。
寿命は1年もてばいい、というくらい。目の前が真っ暗になった。
全く問題がないのに。普段と同じ食事、同じ食欲、排便排尿も良好。息があがることもない。
遊びも大好きだ。それなのに。
薬は抗血小板剤のClopidogrelを処方してもらった。これを1/4に割って1日1回。あいちゃんと違って薬をのむのが大嫌いなすーちゃんに、これから一生毎日のませなければならない。
とにかく「専門獣医のところへ」ということで、紹介状を書いてもらい、予約をお願いした。
帰宅してからは、もちろんシャーシャーと怒りまくり、あいちゃんの顔の真ん前でもシャーとやり、かわいそうなあいちゃんはたじたじとなっていた。
やっと落ち着いてテーブルの上でヘソ天になったら、これだ。ECG検査をやったので剃られたのはわかっていたが、今回はなんとまあ乳首に血がついている。お腹を添ったアシスタントが傷つけちゃったんだろうなあ。
がびさん、スーちゃん、心配だよね。専門医の意見がいい方向へ行きますように。
ありがとうございます。
いつもと同じで、何も悪いところがないように見えるのに。
今は薬を毎日飲んでいます。嫌がるけれど仕方ないですよね。