「猫草」食べるヤツとむしるヤツ

猫を飼っているなら、猫草を家の中に置いているひとは多いだろう。
わたしもそのひとりだ。

猫は毛繕いをするので毛が胃にたまりやすい。そのまま「毛だらけウンチ」として排泄されることもあるけれど、先代猫も時たま「けぽ」と毛玉を吐いた。それ以来、草をハミハミする習性のある猫のために、家には必ず猫草の鉢がひとつある。

あいちゃんもすーちゃんもまだそんな「毛玉」を吐いたことは1度もない。

でも、あいちゃんは猫草がお気に入りで、1日に1回は必ずハミハミしている。だから、1週間もするとかじる部分がなくなってしまう。
日本の猫好きのひとたちのブログを見ると、なんと防水紙袋に全部セットされていて、水を入れるだけで猫草を育てられるキットが格安であるらしい。ひとつ百円なんて記事を読むと、ぐぐっと詰まるものがある。

オーストラリアでは、この猫草を売っているのは園芸ショップだ。写真のようにごく小さい鉢が約300円ほどもする。Ebayなどではよく種も売っているが、全てシドニーやメルボルンなどの東海岸だ。そして、東海岸からの植物類は西オーストラリアへの「輸入」に植物検疫で規制がかけられているので禁止。東海岸には「西海岸にない植物疾病及び害虫」などもあり、州ごとに規制が違う。小さな日本では考えられないが、アメリカにも州ごとに植物輸入の州律があるのだ。

自分で育ててみたら、もっと簡単なのだろうなあと思うが、何しろこの「猫草」なるものが何なのかわたしにもわからない。わかれば種が入手できるだろうが、どうして売っていないのか見当もつかない。
放し飼いの猫が多いから、必要だと考える猫の飼い主が少ないということか。

すーちゃんは、猫草を食べない。いや、食べないからと言って無視しているかと言うと、そうでもない。実は、ヤツは草をむしって遊ぶのが大好きなのだ。だから、すーちゃんが猫草をハミハミしていると、そのあとには鉢の周りに細かい草が散乱する。

やれやれ。

うわ。すごい顔。

★お願い★
猫草って、何の種から生えるのかご存じのかたはいらっしゃいますか？
教えていただければ、自分で種を買って育てることもできるんだけれど…。

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