さて、あいちゃん。
キャリーから出して、獣医さんが注射の用意をしている間、ちょっと目を離したら診察台からぴょんと飛び降りてしまった。そのまま堂々と獣医さんのそばに歩み寄りスンスンと匂いを嗅ぐ。履いていたスポーツシューズの紐を齧り、ズルズルとほどく。
「あらあらあら~」と言いながら、彼女も思わず笑ってしまった。あいちゃんは、本当に人見知りをしない猫だ。
注射をして体重を測ったら、6.67キロだった。
「あいちゃんは、まあまあですね。以前のすーちゃんと同じく、重めの標準です。でも、同じものを食べるんだから、少し減らしてもいいでしょう。あいちゃんの今の体格だったら、6キロから6.3キロくらいでいいと思いますよ。」
やっぱり、あいちゃんのほうが小さい。
「歯を見るとちょっと歯肉がピンクっぽいですよね。これ、歯肉炎のハシリなんです。猫に多い炎症です。え?カリカリ、それもデンタルケアのカリカリが大好き?いやー、こういうものは猫によって個体差がありますからねえ。歯を磨いていても歯石がたまったり歯肉炎になる猫っていますから。別に問題ない程度ですから、今のところはこのままで大丈夫です。」
すーちゃんは歯も歯茎も完璧だった。見せてもらったが、キレイなもんだ。カリカリよりウェットフードのほうが好きなすーちゃんのほうが、歯茎がキレイだなんて。
あいちゃんのは、歯はとてもキレイだが歯茎がちょっと腫れている。
「目は治りませんよ。これは、もうヘルペスの一種ですから。目やにが少なくなったり増えたり、体調によって変わりますけど。いずれにせよ、家猫は家の中のホコリに反応して涙の出る子もいますから、まあ気にしなくていいでしょう。」
でも、どうしていつも目の周りがこんなふうにピンク色で腫れて見えるんでしょうか。
「腫れていませんよ。左目と比較すると、毛が伸びてないでしょう?だから腫れて見えるんです。でも、病気じゃないですから、このままで問題ありません。 右上まぶたの傷は来た時にすでにあったのですから、これも治りませんね。かなり深い傷で、厚ぼったくなっていますから。もし腫れたら問題ですから、そのときはまた連れてきてください。」
拡大写真をこの際公開してしまうが、上まぶたが傷のせいでまっすぐじゃないのがわかる。目の周りもピンクで、なるほど毛の生え方も正常な左目と違ってしまっている。
あいちゃんって、かわいそうだなあ。こんなふうに色々外見の問題があって。
でもね。
別に命に別状ない小さな問題だし、何よりあいちゃんは愛嬌がある。誰にでも物怖じせずに近づいて行って、「アンタ誰?ボク、あいちゃん。」こういうところは、あいちゃんの長所だ。
そういう話をしている間、獣医さんの手はあいちゃんの色々な所を触っている。あいちゃんも彼女の顔をじっと見たり、匂いをフンフンと嗅いだり忙しい。そのうち、彼女の白衣のボタンに興味を示して、ひっぱりったりかじったりイタズラを始めた。
「この子は、本当に物怖じしませんねえ。薬の匂いの診察室に入ると、ほとんどの動物がおじけづいてしまうんですけど、あいちゃんは遊び始めちゃいますから。こういう子は絶対外に出しちゃダメですよ。あら、ハーネスで?それはいいアイデアですね。でも黙ってつけさせるところが、さすがです。」
獣医さんにビックリされてしまった。
ということで、あいちゃんは「問題はあるけれど」本猫が気にしないんだったらいいんじゃない?となった。
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いつの間にかシエルより大きくなっちゃのね~あいちゃん。
(シエルは6.5キロです)
目は小さいときからの経過をみてるから・・・
よく元気になった!えらいぞ!あいちゃん!って
心の底から思う。
これからもその明るさですーちゃんを引っ張っててね(笑)
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★はなぴんさん:
シエル君より大きくなっちゃったのかー、あいちゃん。
まあ、すーちゃんのダイエットと違うので、少し減らせればいいというくらいです。あいちゃんのほうが、見ていても「ゴハン命!」とまで行きません。だから、そんなに気にしなくても減っていきそうです。
目はねえ…小さいときから色々あって、かわいそうでしたよね。はなぴんさんは、ずっと見ていてくれたから。これだけ元気になって、ほかには何にも問題ないんだから、実はわたしも嬉しいです。