水を飲む猫、飲まない猫

あいちゃんは本当によく水を飲む。

これはわたしが自分の薬用に用意してカウンターの上に置いた水。1分もたたないうちに乗っ取られてしまった。
あいちゃんの飲み方はかなりウルサイ。そして、ごくごくごくごくとながーい時間飲んでいる。

水を飲んでくれるのはいいんだけれど、最近わたしがバスルームにいるときには走ってやってくる。ぽんと洗面台に飛び乗る。そして、蛇口をひねると、まずわたしの顔を見る。

「ねえ、手のボウル、やって」

つまり、わたしが手のひらでボウルを作ってやったほうが飲みやすいと覚えているんだ。朝はそんなことをやってやるヒマがないので無視して歯を磨いていると、仕方なく自分で横向きになって飲み始める。
あいちゃんは、蛇口から流れる水が好き。それも、冷たい水ではなくちょっとぬるめの水が好き。

代わって、すーちゃん。飲んではいるが、大した量ではないような気がする。
それでもカップに半分ぐらいは確実に摂っているようだ。そして、あいちゃんと違ってあまり音をたてずに静かに飲んでいる。襟巻きは必ずびしょびしょにする。
写真を撮ろうとすると飲み終わってしまうので、なかなか証拠写真も撮れない。

いやー、そりゃわかってるけどね…。
先週からほんの少しカリカリを減らしているんだけれど、あまり効果はないみたいだ。

そう言えば、去年あまりにも水を飲んでくれない仔猫のあいちゃんを心配して、パースのオンライン無料掲示板でドリンクウェルというペット用水飲み器を探したことがある。そのときに、水飲み器の代わりに偶然発見したのが「サイベラ・ラグドールの仔猫」の広告だった。実は、これがすーちゃんである。

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