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前回も書いたけれど、すーちゃんは肥大型心筋症になった。
そして、実はあまりのショックでどうしてもここに書く気分にならなかったんだけど…。
やはり、忘れないうちに記しておこうと思う。
そしてこれからはまだまだ沢山の愚痴も出てくる。当然だ。病気の猫とその生死を分ける時限爆弾を抱えながら、毎日「薬がダイッキライな猫」に薬をのませる生活なのだから。
目次
専門医のいる獣医病院へ
とにかく、すーちゃんとわたしはは推薦状の要る大きな獣医院に出かけて行った。予約はいつも行く近所の獣医クリニックを通してとってもらった。予約日は9月17日金曜日。
かなり大きな病院。横には普通の人間用病院のように非常用の入り口があり、わたしが行ったときにはそこに大きな犬がストレッチャーに横たわって運ばれていった。胸が締めつけられる雰囲気だ。
ドアを入ると受付があり、左側が犬用待合いコーナー、右側が猫ラウンジとなっている。
この猫ラウンジはステキだ。快適なソファにクッション、雑誌類、落ち着く観葉植物とかわいいニャンコたちの絵。そして猫サマ用のキャリーを置く棚まである。
もちろんこちらでも「密」は警戒されていて、棚にはこんなポスターが。
「この棚はワニだったら1匹、ケルピー(オーストラリア原産の牧羊犬)だったら2匹、猫は5匹、ウサギなら8羽が距離を保って乗れます」とのこと。
キャリーに入っているすーちゃんは、何度か「にゃああ」と悲しそうに鳴くが、出すわけにはいかない。キャリーを棚に置いたので、わたしが見えて鳴くのかもしれないが。
心臓専門獣医の診察と診断
専門医から「すーちゃん!」と名前を呼ばれ、キャリーを持ってついていくと、人間の病院と同じような診察室に案内された。
そして、色々な質問。すーちゃんの食事、トイレ、普段の様子と家の中のどこでどうしているか、など。
「猫はこの子だけですか?」「いえ、もう1匹います」。
「おやおや、じゃあ2匹だけなんですね。まだまだ飼えますよ。僕のところには猫が6匹と犬が2匹います」
すごいな。獣医になるにはやっぱり動物が好きじゃないとね。
一通りの質問が終わると、「それでは診察しますので、しばらくお待ちください」と。
その「しばらく」は約20分ぐらいか。
看護師さんがすーちゃんのキャリーを持って現れると「とてもおとなしくて美しい猫ですね」…って、すーちゃんはものすごくシャイで臆病なので獣医さんのところでは必ず「借りてきた猫」になってしまうのだ。
そのあと獣医さんが戻ってきて、診断を教えてくれた。
すーちゃんは、「閉塞性肥大型心筋症」Obstructive Hypertrophic Cardiomyopathy という病気だった。メインクーン、ペルシャ、ラグドールなどの大型猫に多い病気だという。
近所の獣医さんとの違いは「閉塞性」と「拘束性」だけで、症状にあまり違いはない。
「あまりよくありませんね」というのが最初のひとこと。
「すーちゃんの心臓は左心室の出口、つまり血液が流出する道がかなり狭くなっています。そのせいで、血液を送り出すのに大きな力を要するようになったため、負担が増した心筋が厚くなって心臓肥大を起こしています。心臓の機能が低下していますから、全身に血を送り届けることができなくなりそうなんです」
簡単な図を描いて説明してもらった。
「そのまま進行してしまうと、心不全を引き起こす可能性が高くなります。また全身に血を送り届けることが困難なので、猫の場合、後ろ足に血が行き届かず、そのまま後ろ足が動かなくなることもあります」
「もちろん、薬で進行を遅らせることはできます。ただし完全に治癒することはありません。そして、いつ肺に血が逆流して呼吸困難になり心臓がとまってしまうかもわかりません。残念ですが」
「それでは、すーちゃんはあとどのくらい生きられるのですか?」
「平均的には6ヶ月ですね。でも、2日でバタリと倒れて亡くなる子もいれば、2000日生きる子もいます。こればかりは簡単に言えないのです」
「でも、すーちゃんはまだなんの症状もないんです。普通に生活していて、全く問題もなく毎日過ごしているんですが」
「猫の場合、症状が出たらすでに遅いんです…」
泣きたくなった。
すーちゃんは生きている限り投薬が必要
近所の獣医さんに処方してもらった、抗血栓薬はこれからもずっと1/4錠を毎日1回。引っかからないようにバターにくるんで喉元に押し込むこと、と言われた。
もうひとつは、これからこの専門医が調合する飲み薬。アテノロールという心拍をおさえ心臓を休ませる作用のあるシロップだ。これができ次第電話をくれるというので、とりあえずは抗血栓薬のみ。
そして、このシロップを1週間毎日一回シリンジで飲ませる。そして1週間後には1日2回を1週間続ける。
そして、またCT検査のために病院に戻らなければならない。
その間には時々心拍数を測ること。
猫はその心拍数が35を超えてはいけないので。きちんと測ったらメモしなければならない。
嫌がるすーちゃんを押さえつけて飲ませるのは大変だ。わたしのほうが泣きたくなる日々になりそうだけれど、がんばる。
すーちゃんのためだもの。