すーちゃん用に買った水飲み台は、結局あいちゃん用に

昔々、いやそれほど大昔ではないのだけれど、あいちゃんは来たばっかりのときにはあまり水を飲んでくれなかった。そのせいで、自動給水器なら飲んでくれるかなと思い、パースのネット売買掲示板で探していたらすーちゃんを見つけてしまったのは、こないだも書いた。

自動給水器はすーちゃんになってしまったが、初めてのキャッテリーから戻ったらあいちゃんは突然水を飲むようになっていた。スティーブおじさんに今も感謝しているのは、色々あったからだ。

今では、あいちゃんは「実は一番食べてほしいカリカリが主食」になり、水も沢山飲むし、ウンチだって毎回かちんと固いのをちゃんと猫トイレにする。ドライヤーだって嫌がらない。不思議なことだが、あの幼少期を越したらいきなり「手のかからない子」に変わってしまった。

変わって、すーちゃんはあまり水を飲んでくれない。ただし、すーちゃんはあいちゃんがほんのふたくちほど口にしたウェットフードをぺろりとたいらげてしまう。だから、ここであいちゃんよりは水分を摂っているとは思うが、それでもどうも足りないような気がする。

そして、どこかで「ネコは水のボウルと餌のボウルが一緒にあるのはあまり好きじゃない」というのを読んだ。がびんちでは、確かにそうだ。

あいちゃんは水をたくさん飲むけれど、それは餌ボウルのとなりにある水ボウルからではない。わたしがバスルームにいると、洗面台にあがって「水くれ」というのでステンレスのボウルについでやる。わたしが朝と晩に歯を磨いている隣で、ゴクゴクと水を飲む。すーちゃんは洗面台にあがらないので、バスタブ横にあるこれも同じくステンレスのボウルから「ゴクゴク」ではなく「ゴクたまーに、つまり1日に1ぺんぐらい、ちろちろとナメながら」飲む。

でも、わたしの寝室は「あまりイタズラしてほしくないものもあるので」昼間は閉めてある。つまり、猫たちは入れない。

もし、本当に餌ボウルの隣にある水ボウルが好きじゃないなら、こりゃ困る。
だからと言って、至る所に水ボウルは置きたくない。どうしようかなあと思っていたら、こないだシャンプーを買ったトリマーの店で、水と餌を同時に与える木製の食器付き台を見た。簡素な作りだが、シックでリビングの隅に置いてもいいデザインだ。色もダークブラウンで良い。決めた。これだ。

置いてみたら、結構シックリとリビングの色調に合っている。
えーと、写真を撮っていたらジャマをしに来るのはいつものことだけれど。

この食器台には水だけを入れることにしている。あいちゃんは大好きだ。朝たっぷり両方のボウルに水をはって出かけるが、帰宅するとほとんど水がなくなっている。

こちらでもこういう「まあまあリビングに置けるモノ」があるんだなあと感心したら、もちろん日本にもほとんどカタチの変わらない食器台が売っていた。

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値段は…日本のほうが安い（涙）。トリマーの店に売っているものは、概して普通のペットショップより高めだが、そのぶんちょっと他では見ないものもある。この食器付きメシダイもそのひとつだ。

しかし、水をゴクゴク飲むあいちゃんではなくて、飲んでくれないすーちゃん用に買ったんだけどなあ。今のところ、ここで水を飲んでいるすーちゃんを見たことはないのよ。ぐす。

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