すーちゃんは、知らないひとが本当に怖い。
だから、あんなに猫好きなキャッテリーのスティーブおじさんにもとうとう慣れなかった。2週間あずけていると最後の数日は「しゃー」が出なくなるらしいが、それでももう1度あずけたらまた「しゃー」だったそうだ。
最初にあずけたとき、わたしはすでにバンコクにいた。ネットの広告を見て飼い主に電話し、即決してしまったから。そして、あいちゃんに慣れてもらうためにスティーブおじさんに引き取りに行ってもらった。だから、4日ほど一緒にいたのだった。全然ダメだったけれど。すーちゃんががびんちの子になったイキサツはこちら。
とにかく、すーちゃんは来たときからずっとビビリっ子だった。
スティーブおじさんのキャッテリーには、その後2度あいちゃんと一緒にあずけたが、どちらもヒドイ猫風邪をひいて戻ってきた。キャッテリーに罪はない、と思う。すーちゃんはストレス度が異常に高いのかもしれない。
そんなわけで、わたしが留守のときにはお掃除のオバサンが朝晩2回毎日世話をしにきている。オバサンは、どちらにしても毎週1度掃除をしに来ているので、すーちゃんも慣れているらしい。
こないだ、ちょうど研修のため少し遅く家を出たとき、彼女がすでにドアの鍵を開けて入ってきた。そうしたら、もちろんあいちゃんはすっ飛んで行ったが、その後を追ってすーちゃんも挨拶しに行った。これには、ビックリ。やっぱり、彼女に頼んで正解だったようだ。
すーちゃんはおウチが大好きなのだ。ここだったら、もしおかあしゃまが大きな音をたててキッチンの洗い物をしていたって、珈琲テーブルの下にもぐれる。
あいちゃんがあまりしつこく「がうがう」と遊びたがったら、猫タワーの箱の中に隠れることだってできる。
知らないひとが来たら、おかあしゃまのベッドの上で寝ていれば、自然といなくなる。
すーちゃんは、ゴハンが大好きだ。朝晩「小さじ1杯」しかあげないウェットフードを待って、哀しい声をあげてせがむ。鳴くすーちゃんの横で、「もうすぐだよ」とばかりアタマをナメナメしてやるのはあいちゃんだ。あいちゃんは、ウェットフードにあんまり興味がないからね。
今日、ふと思い立っていつもカリカリをあげているカップに何グラム入るのか調べてみた。正確に百グラムだった。つまり朝晩半分ずつあげているわけだから、1匹50グラムずつ1日2回。1日百グラム(プラス朝晩の小さじ1杯のウェットフード)は多いとは言えない。それにカリカリはプリスクリプションr/dという獣医推奨のダイエットフードだ。
あいちゃんの体重が減っていないので、すーちゃんがたとえ「わたしの目を盗んで」あいちゃんのボウルのカリカリをコソコソ食べていたとしても、大した量ではないはずだ。
ま、いいか。
そんなに増えているわけじゃあないんだから。ねっ。
すーちゃんは、時々行くキャットショーのほかのラグドールに比べても、はるかに骨格自体が大きい。つまり足の大きさとアタマの大きさと身体の長さが違う。そりゃ、上から見るとおなかの部分がちょっと横に張り出しているけれど、実はまだアバラにも背骨にもなんとか触れることができる。
痩せるにこしたことはないけれど、ストレスに弱いすーちゃんに「イチバン好きなゴハン」まで制限していいものかどうか。
Twitterで親しくアドバイスしていただいているドイツの獣医さんには、こんなふうに言われた。
「大きい猫種は骨格もしっかりしていて重いですから、あんまり気にする事は無いですよ。猫はなぜ大好きなご飯がたくさん食べられないかが分かりませんから、無理なダイエットは却ってストレスのもとになります。」
「いつもお腹を空かせて哀しいまま16年生きるより、好きなものを食べてハッピーで15年生きる方が猫にとっても飼い主にとっても幸せだと思います。動物は人間よりずっと寿命が短いので、ダイエットをする事により得られる年数はほんの僅かですから。」
ウェットフードはあいちゃんが残したものはすぐに片づけているが、カリカリはこのまま置き餌にしてもうすこし様子を見ようと思う。今回は増えたと言ってもたかが数グラムだ。増えなければいいかな、くらいのお気楽ダイエットなら、すーちゃんのストレスにもならないだろう。なーんてね。
いやー、どこか似ていると思ったらワタクシのダイエットのようなものだな。まったく。
さて、今日のオマケ。猫タワーの上の物体は、わたしが遊んであげなかったのでふてくされているあいちゃん。いくら日曜日だからって、1日中遊んでいるわけにはいかないのよ。ねえ。
それでは、またね。
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