あいちゃんとすーちゃんが寝る場所は…

がびんちでは、猫たちに決ったベッドというものはない。
去年の冬にヒーターのついたふかふかベッドを買ったのだが、誰も使ってくれなかった。日本から持って帰ったハンモックつき木製台も、誰も使ってくれなかった。

あいちゃんがいまだに寝るのは、去年仔猫のときに買っておいたこのふかふかのベッドと、「猫くるりん」というもうぎゅうぎゅうに入ることしかできないキャリーだけだ。

このベッドは一番最初に、まだあいちゃんが来る前に買ったもの。
小さいときにはこのベッドの1/3ぐらいしか埋まっていなかった。去年の2月は本当に小さかったねえ、あいちゃん。

同じような顔をして寝てはいるが、体のほうは大きさがすっかり変わってしまった。

ところで、すーちゃんはというと…。

「高」床猫（笑）。
キャビネットの上で寝るのは、あいちゃんもすーちゃんも好きだが、特にすーちゃんは猫タワーで寝るには育ちすぎちゃったので、そのお隣に飛び乗って長々と寝そべるのがいいらしい。
こうやって見るとキャビネットが低く見えるが、わたしは椅子の上に乗ってカメラを頭上でかまえて撮っている。キャビネットは195センチの高さ。がびんちは天井が高い（3メートル以上ある）ので、天井まではまだかなり空きがあるけど。ちなみに、椅子に乗ってもわたしの手は天井まで届かない。テーブルに乗ってもダメだ。だから、電球が切れてしまうと、まるで植木屋サンが使うような脚立を使って登らなければならない。

いずれにせよ、すーちゃんはあいちゃんが寝るようなベッドには寝たことがない。猫くるりんにも入らない。どちらかと言うと、広いスペースでヘソ天するほうが好きみたいだ。

さて、オーストラリアは今冬なので、ウチでは夜はヒーターがかかせない。エアコンだと部屋が大きすぎてあまり温かくならないので、もっぱら強力な電気ヒーターを使っている。ところが、あいちゃんもすーちゃんも全くヒーターに興味を示さない。寒いようでもない。どちらかというと、テーブルや床や猫タワーやキャビネットの上に普通に寝っ転がっている。