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ブリーダーへの不信

あいちゃんが木曜日に来てから、今日で3日目。

昨日の晩、去年までゆきちゃんが色々とお世話になっていた獣医クリニックに連れて行った。わたし側でもきちんとチェックをしようと思ったからだ。

触診をしただけで、「ああ、これは猫風邪でしょう。右目が腫れ上がって涙目になっているし、左目もマブタの裏側が赤いですね。鼻下には鼻水のあとがあるし、クシャミも出ていますから。こりゃあ、大変だわ。仔猫の猫風邪は、治まっても、ストレスなどの環境の変化でまた出るから。年に4回預けなければならないの?うーん、そのたびに風邪が出るかもしれないわねえ。」

ブリーダーから渡された目薬を見て「目だけじゃあだめでしょう、猫風邪なのに。抗生物質も与えなければ。でも、眼球には傷害がないようですね。」

そして床に置いて、あいちゃんの歩く様子を見たら、今度は眉をひそめた。
「これは、本当にひねっただけなのかしら。確かに、後ろ右足はビッコをひいているけれど、左足も内側に向かって曲がっているし。本当に駆け回れていたのかしら。すぐに座ってしまうのは、痛いからかもしれないけれど」

しばらく両後ろ足の触診をしてから「もしかしたら、神経疾患かもしれない。レントゲンを本当に撮って、骨に異常がないことがわかったというのなら、なぜ捻っていないほうの左足までこういう歩き方をするのか。神経の問題ということもあり得るわね。」

そして、もう1度「うーん」と唸ってから、「わたしが言うことではないかもしれないけど、こんなに沢山色々ある仔猫はあまり見たことがないわ。返しなさい。返して、シェルターで普通の猫をもらうか、他のブリーダーを探したほうがいいと思う」

そのときのわたしの顔には「失望」とはっきり描かれていたようだ。

何ということだ。
まだお腹の中にいたときから追っていた仔猫。ずっとウチの子になるのを待っていたあいちゃんだ。

わたしの顔を見た獣医は「とにかく、そのレントゲンを撮ったという獣医に電話をして、彼の診断を訊いてみることね。決めるのはそれからでも遅くないけれど、やっぱりはやいほうがいいわ。だって、何日も何週間もたったら、情が移ってしまうから」

いや、もう移っちゃってるのよ。すでに。
ずっと、ずっと、3ヶ月以上も追っていたのだから。

それにしても、ブリーダーへの不信はつのるばかり。

 

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2 COMMENTS

がび

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はなぴんさん、
とてもショックです。だって、この子以外考えられないくらいの気持ちで待っていたんですから。

アンジェラは、実はオーストラリアではかなり有名なんです。ラグドールではずっと審査員もつとめていますし、スフィンクスでは本まで書いちゃっています。ラグドールについて講演もしますし、雑誌のインタビューを受けることも多いと聞きます。
だから、絶対大丈夫だろうと思ったんです。(涙)

こんなことが起こるとは思ってもみませんでした。

オーストラリアからは日本にもかなりラグドール猫が輸出されているそうです。アンジェラも、日本に何度も送ったと言っていましたから。

ため息。

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がび

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ルツさん、温かいコメントをありがとうございます。
猫に関しては、本当にここ1年悲しい思いばかりしてきました。もうこれ以上苦しみたくないとも思いますが、膝の上で寝ている仔を見ると、あのブリーダーの元に返したら一体どうなるんだろう、とそれも心配です。

さきほど、ブリーダーから連絡が来ました。そのことについては詳しくエントリを書きます。

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