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裏庭の野良猫母子 その5「罠を借りる」

Cat Havenは、オーストラリアで最大面積を占める西オーストラリア州の州都パースで一番有名な猫シェルターだ。メディアに出る回数もこの組織が一番多いと思う。YouTubeにも紹介ビデオをアップロードして宣伝に力を入れている。ペット猫の短期預かり所としても活動しているが、その収入は微々たるもの、大半は寄付にたよる非営利慈善団体だ。
かつて、ゆきちゃんもわたしが海外に出るたびにここで預かってもらっていた。年に4回も預けるのはあまり例がないらしく、わたしの名前は忘れても、彼女のことは「ゆき」と言うだけですぐに誰もがわかるほどだった。

Cat Havenに連絡を入れてわかったことは、所属する専門レンジャー員は予算の関係でひとりしかいないこと。つまり、たった今予約しても最低3週間は待たなければならない。そして、そのスタッフが使用するため捕獲用ケージの貸し出しはしていない。その代わり、わたしが捕獲して届ければ、他の猫と同じように誠意を持って対応すると言う。つまり、保護して餌とシェルターを与え、健康チェックをし、里親を探してくれるわけだ。
当然の質問は「一体、どこでその捕獲用ケージを借りられるんですか?」「うーん、あなたの属する地域のShireで貸し出すこともあるんで、まずコンタクトしてみることね」

余談だが、Shire(シャイヤー)というのはオーストラリアの州に直接属する行政区のことだ。西オーストラリア州には48の行政区があり、州都パースの名を冠する行政区は市の中心地のほんの小さな1部分だ。一般的にパースと呼ばれる地域は、10以上の行政区を含んでしまうので、「パースに住んでいるがびちゃん」は実はパース「行政区」に住んでいるわけではなく、全く違う名前の行政区が住所となる。州面積が全国土の3分の1を占める西オーストラリアの行政区は、その半分以上が州都近辺に密集している。面積で行政区が決められるわけではないのだ。

わたしの住む行政区はたったの直径5キロほどの範囲だが、自治体として機能しているので住人は直接そこに問い合わせなければならない。
「捕獲用ケージはあるけれど、貸し出し用ではありません。ケージは野良猫捕獲用ではなく、保護指定されている動物の捕獲用です。レンジャーはもちろん動物用に雇用されているわけでもなく保護一般が業務で、災害などの救済活動が主な仕事ですよ」へえ。
「それでは、どうやって野良猫を保護するんですか?」「野良猫、野良犬の救済保護業務はペットシェルターの仕事です。だから、州政府からの援助もあるはずです」それじゃあ、また元に戻ってしまうじゃないか。

しかし、一般捕獲用ケージの商業レンタルはあるらしい。様々な日曜大工道具(芝刈り機から業務用巨大電動ノコギリまで)何でも揃うというチェーン店だ。家まで作ってしまうひとの多いオーストラリアならではの店である。
取りあえずそこに電話をしてみると、あった。1週間で約7000円。高いが自腹を切るしかないし、自力で罠を仕掛けることになりそうだ。
仕掛け方を教わって借りてきた。「猫の捕獲にはツナ缶が一番ですよ。匂いが強いから必ず食べたくて入ってきます」ということで、ツナ缶も買って来た。

うちに帰ってから、ネットの友達のアドバイスもきちんと読み、YouTubeで野良猫捕獲のビデオも観て研究し、何度もバネを試してみたが、どうも不安だ。もしかしたら1日中待つかもしれない捕獲は、友達にも頼めない。どの猫が最初に入るだろう。全員一緒に入ってくれるんだろうか。もし取り逃がしたらその後の警戒心のせいでもう捕獲できないんじゃないだろうか。

今朝の野良猫母子。餌ボウルをとりに出たら母猫がオリーブの木に登って向こう側に消えた。朝と晩に、ペット用生肉200gぐらいと仔猫用カリカリを山盛り出しておくのだけど、5時ごろにはすでにカラ。生肉は、出したとたん母猫がオリーブの木を伝ってやってきて10分ぐらいでカラ。ずいぶんとよく食べる猫だ。やはり授乳で腹が減っているのだろう。
レンガの陰にはやはり仔猫のふわふわ毛が動いている。昨日から白黒の仔猫しか見えない。ぼやーっとしている白黒以外は、強い警戒心が芽生えてきたからかもしれない。その白黒仔猫もほんのちょっと大きくなっている。1週間前までは皆でトコトコと歩いていたのに、わたしが定期的にレンガに近づくようになってから、ほとんどこちら側で見ることがなくなってしまった。急がねば。

 

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